「仮称芥川龍之介記念館」を旧居跡地に新築工事。
DATA
東京都北区田端1丁目
博物館
構造S造 地上2階建て
敷地面積:290.12㎡
建築面積:122.73㎡
延べ床面積:199.93㎡

完成までの流れ

9月 共通仮設工事
着工後最初の工程として、パネルを設置し一時的な囲いを立てていきます。現地の性質上、閑静な住宅街での新築工事となります。専門工事会社の協力はもちろん、第三者への配慮も着工段階から欠かせません。特に資材等の搬出入やコンクリート工事の際は、近隣様のご理解が必要になります

10月 土工事
基礎工事に入っていきます。建物の基礎を作る段階となり、土を掘り起こすため、重機を使う機会が多い工程になります。日々の朝礼以外でも、本当の意味で周囲の確認や声掛けが現場全体で必要になってきます。
また、掘削した土はトラックで一日に何度も搬出するため、近隣様のご理解・ご協力を得て工事を進めていきます。
根伐りの後には砕石を敷き地盤を固めていき、基礎コンクリート打設後の脱型をへて、埋戻しとなります。

11月 型枠・基礎コンクリート工事
建物の躯体形状を造るために型枠を組んでいきます。コンクリートの形を決める工程に入ってきます。言い換えると、完成後の躯体の輪郭そのものになります。
加工、墨出し、建込み、締固めと、構造物の強度・歪みなど直接影響を受ける工程になるので、精度が重要になります。
鉄筋と、その後のコンクリート打設と密接に関わるのが、型枠工事になります。
また安全面も含め、打設後の脱型も重要な作業になります。

建てた型枠にコンクリートを打ち込み、脱型となります。
コンクリート工事は、基本的に打設開始後は最後まで中断ができない、やり直しがきかない作業になります。短時間にはなりますが、「骨」と「型」を一気に固める、「お祭り」的工程になります。
ポンプ、コンクリート工、時に型枠・設備工の相番も、複数の専門工種が一体で進められます。コンクリートを圧送し打設しながらバイブレーターをかけ、コンクリートを均一にします。
またコンクリート工事は天候や時間を特に気にする作業にもなります。事前の計画や管理、打設の正確さが重要になってきます。

12月 埋め戻し工事
基礎地中梁コンクリート打設後の埋め戻しになります。
基礎と周囲地盤を一体化させ、建物を安定して支えるための重要な作業となります。掘削時の土を再利用しながら、段階的に戻していきます。
締固めが不十分な場合、将来的な不具合につながる可能性もあるため、鉄筋工事同様、見えなくなる箇所ほど注意が必要となります。
建物本体が形として見え始める前の段階ではありますが、耐久性や完成後の安心に直結する重要な基礎の仕上げになります。

1月 仮設工事
建物本体の工事に先立ち、外部足場の設置を行います。
先行外部足場の組立ては、躯体工事を安全・効率的に進めるための、作業の土台となる工程になります。
安全の確保だけでなく、周辺への落下物防止・作業動線の整理といった役割も重要です。
また、防護ネットや養生を行うことで近隣様への影響を抑え、安心して工事を進められる環境を整えます。
建物がまだ見えない段階になりますが、今後の工事全体の安全や効率を支えるうえで大事な流れになります。

鉄骨工事
基礎工事および足場の設置が完了した後、鉄骨建方に入ります。
クレーンを使用し鉄骨部材を吊り上げ、建物の骨組みを組み立てていきます。
工場で製作された部材を設計図に基づき正確な位置へ据え付け、ボルト締めや仮固定を行いながら組み上げていきます。
部材の重量・高所作業も伴うため、手順や合図、重機の動線管理など、現場全体での安全の確認も欠かせません。
鉄骨が組み上がることで、建物の規模や形状が立体として目に見えて分かるようになり、本格的な段階へと進んでいきます。


鉄骨建方が進み、建物の主要な柱・梁などの構造の組立が見え始めています。この骨組みが建物全体の強度や耐震を担う、大事な構造になります。
この段階になると、建物の高さや規模、空間の広がりが現場でもはっきりと分かるようになります。
また、高所作業の安全確保のため、防護ネットや外部足場など仮設設備も併用しながら作業を行います。
今後は土間コンクリート打設や屋根下地工事など、躯体に関わる工程が順次進み、外装などの仕上げ工事や、外構工事とつながっていきます。